顎関節症
顎関節症とは

顎関節症とは、顎関節部に生じる痛みや雑音や運動障害を伴う疾患の総称です。私達歯科において取り扱う顎関節症は、そのほとんどが顎関節内の障害で、顎内障と呼ばれるものです。
近年マスメディアに取り上げられる事が多くなった顎関節症でありますが、その辺の用語の正確さを欠いた物が多く、当然内容もお寒くなっていて、やたらと不安を掻き立てるようで困ってしまいます。
顎内障は現代の奇病ではなく、単なる顎関節の機能障害なのです。
だからといって全ての症例を放置してよいというわけではなく、正確な診断の元に治療方針を決めていかねばならないのです。
顎関節症という呼び名が世間一般ではとうりが良いのですが、このホームページではその定義を厳密に遵守してまいります。かつて私は顎関節腫瘍や顎関節炎に不幸にして罹患してしまった患者さんの治療に携わった事がありましたが、不治の病と戦っていられた患者さんの為にも用語であろうと何であろうと、顎関節症に かかる内容は疎かにしたくはないのです。
顎内障は歯科界におけるう蝕、歯周病に次ぐ第三の疾患と呼ばれていました。その本態は謎に包まれ、多くの患者さんの悩みを解決できずにいましたが、革新的な捕綴理論が登場して治療ばかりではなく、症状の発症を抑える事も可能に なってきました。
顎関節症の症状

以下に掲げる顎内障の三大症状のうち一つでも心当たりがあれば、お気軽に相談してください。
①お寿司が食べずらい。ハンバーガーを食べずらい。
縦に揃えた指が三本口に入らない。
②食事をとろうとすると顎の辺りが痛い。
食事中に顎が痛い。食後に痛む。あくびがしずらい。
③かんだり、あくびをしたり、口を大きく開けると
"コク" "ポキ" "バキ" "ジャリ" "ゴリゴリ"等という音がする。
顎関節症の治療法
顎内障の治療法でありますが、残念ながらいまだに多くの混乱が診療サイドにもあり、かなり怪しい治療法が淘汰されず大手を振って闊歩してります。
一台100万円もする機械を使わなければ造る事が出来ない装置を使ったり(笑)、診療台の上で患者さんの体が上下に大きくバウンドしないと調整できない装置を使ったり、歯科では加療してはいけないはずの腰にゴムバンドをまいたり首を積極的にいじったり・・・確かに限られた症例では治る事のある方法かもしれませんが、それをスタンダードにしようとは私は恐くて出来ません。
きちんとした咬合理論を持って真摯に臨床に臨めば、そんなに特殊なものは使わずにお役に立てると信じております。
まずはマウスピースを使用して顎の位置をリラックスさせます。
そのマウスピースを利用して、噛み合わせを調整するため歯を削ることはありません。
また筋肉のマッサージや顎の開口訓練を行います。
調整を進める上で、噛み合わせをしっかり診断し歯に不適合な銀歯が入っていたり、噛み合わせが悪い部分があれば歯を触って治療していきます。
顎関節症ではすぐに歯を削って調整すると一時的には良くなりますが、後戻りがきかなくなってしまう治療はやめた方が良いでしょう。
顎関節症の治療費

基本的に顎関節治療には、すべて保険がききます。
マウスピースは約5,000円となります。
装置の値段は高目ですが、一度造ったら何回造り替えても費用は始めの一度きりです。
保険改正の場合、料金の変更はあります。






